「医師転職」で検索すると上位に出てくる『Dr.転職なび』ですが、このサイトのサービスが一体どのようなものか気になっている医師は多いでしょう。
ここで紹介するのは、その『Dr.転職なび』の具体的なサービス内容や、利用することで感じられるメリット、そして一部口コミなどからわかるデメリット等です。
どのように活用すれば転職を有利に進められるのかなどにも触れながら、『Dr.転職なび』について解説していきたいと思います。
「Dr.転職なび」の特徴
サイト名 | Dr.転職なび |
運営会社 | 株式会社エムステージ |
設立 | 2003年5月9日 |
掲載求人数 | 14,201件(2019年2月現在) |
登録会員数 | 非公開 |
求人掲載施設 | 一般/クリニック/介護老人保健施設/企業/その他 |
対応地域 | 全国 |
雇用形態 | 常勤/定期アルバイト/スポットアルバイト |
サポート内容 | ・科目、仕事区分、エリア、施設区分、資格取得など様々な条件から求人が検索可能 ・医療経営士の有資格者が専属コンサルタントとして医師の転職をサポート ・医師と求人のマッチング及び医療機関への交渉もサポート ・登録も転職支援サービスも全て無料で利用可能 ・登録時と利用時にポイントが獲得できギフト券や商品、寄付などに使用可能 ・全国11箇所の拠点を置き、全国どこでも転職をサポート |
『Dr.転職なび』は、医師に特化した求人紹介事業を15年以上行ってきた実績を持っています。
そんな『Dr.転職なび』を運営している株式会社エムステージは「日本HRチャレンジ対象」のイノベーション賞の受賞や、「ベストベンチャー100」の選出など、近年注目度が上がっている企業です。
オーダーメイドのマッチング、ミスマッチゼロのポリシーを掲げ医師への転職サポートを行っている点が魅力で、新着求人も含め、取り扱う医師求人も確実に増加傾向にあります。
Dr.転職なびの口コミ評判を徹底分析
『Dr.転職なび』の利用者は、このサイトやサービスを利用しどのように感じているのでしょうか。高評価と低評価、それぞれの口コミをインターネット上に掲載されたものから抽出し紹介していきます。
評価の高い口コミ
引用元:https://tenshoku-plus.com/drtenshokunavi/
転職サイトそのものへの信頼度は低かったものの、『Dr.転職なび』に関しては利用して良かったという口コミです。丁寧な対応と希望通りの案件紹介に満足感を得ているようです。
引用元:https://isha.work/dr-tenshokunavi/
『Dr.転職なび』の情報管理能力の高さや医師個人への配慮が見られる対応に感謝していることがうかがえる口コミです。
引用元:https://isha.work/dr-tenshokunavi/
『Dr.転職なび』のコンサルタントへと相談することにより選択肢や視野が広がったことで、新たな価値観の元で転職活動できたことがうかがえます。コンサルタントの専門知識と提案力が生かされた形となります。
評価の低い口コミ
引用元:https://isha.work/dr-tenshokunavi/
『Dr.転職なび』のサイトに公開されている求人に対して、少々情報が乏しいとの指摘です。
引用元:https://isha.work/dr-tenshokunavi/
コンサルタントの配慮とも取れますが、希望とは少し違う案件を紹介されることで、転職を急かされているのではないかと感じる医師もいるようです。
引用元:https://www.tenshoku-qa.jp/business/doctor.html
他の転職サイトと比較したところ、求人数が少なくという指摘です。確かに『Dr.転職なび』は、さらに大きな転職サイトと比べると取り扱い案件が少ない点は否定できないでしょう。
評価からメリットを分析
・気兼ねなく相談できて対応も丁寧なコンサルタント
コミュニケーションがよく取れ、さらには知識や丁寧さも兼ね備えているコンサルタントから転職支援を受けることができます。
・医師の個人情報を徹底管理し医師の考え方を尊重
周囲には内緒で転職したい医師にとって、コンサルタントが情報を守りながら、慎重に転職活動をサポートしてくれる点は魅力でしょう。
・選択肢にはなかった求人の提案によりキャリアプランが拡大
1人の医師が考えることには限界がありますが、それを超えた求人や選択肢の提案を行ってもらうことで、より相性の良い転職先と出会うことが可能です。
評価からデメリットを分析
・公開求人の情報が乏しいと感じる医師もいる
担当している診療科目や医師によりますが、公開求人の充実度合いが少々寂しいと感じる医師もいるようです。
・医師の希望や要望に沿わない案件を紹介されるケースも
より選択肢を広めることはコンサルタントの役割ではあるものの、伝えた内容とは若干異なる求人を紹介されることで、早めに転職を決めるよう急かされていると感じることもあるかもしれません。
・他の転職サイトよりも求人数が少ない
医師が活用できる転職サイトの中では、『Dr.転職なび』は決して求人数の多いサイトではありません。
Dr.転職なび以外の転職サイトとの比較
『Dr.転職なび』がサイトに掲載している求人数は約14,000件です。20,000万件を超える転職会社も少なくないため、決して多いとは言えないでしょう。非公開求人はそれなりに取り扱ってはいますが、他のサイトと比較すればそこそこといったところです。
非常勤アルバイトやスポット勤務の求人もゼロではありませんが、常勤の求人中心である点も少々マイナスポイントと感じる医師もいるかもしれません。
『Dr.転職なび』を運営する株式会社エムステージは上場しておらず、ベンチャー企業の扱いとなっているため、この点を少し不安に思う人もいるでしょう。
Dr.転職なびの利用はこんな医師におすすめ
『Dr.転職なび』と相性の良い医師の特徴を解説します。当てはまっていれば、このサイトを利用することで満足度の高い転職活動を展開できるでしょう。
スピーディーに最適な求人を見つけたい医師
『Dr.転職なび』は、病院やクリニックなどの採用担当者とのネットワークを構築しており、それにより素早いコンタクトやコミュニケーションが取れることで、転職活動をスムーズに進めることができる体制を整えています。
最新の求人情報の取得も非常に早いため、スピーディー且つ自身にマッチした求人を探したいと考える医師にとっては利用価値の高い転職サイトとなるでしょう。
入職後のミスマッチが不安な医師
転職後の後悔で最も多いのは、自身との相性の悪さです。こうしたミスマッチを防ぐために、『Dr.転職なび』はあらゆる判断材料を提供してくれます。
医療施設側からのニーズ、医師の希望、病院などの内部情報等を収集及びチェックし、相性を精査した上でマッチング。医師の声も丁寧に汲み取りながら転職活動を進めていくため、ミスマッチを防ぐことがしやすいのです。
入職後のミスマッチに不安を覚えている医師も、『Dr.転職なび』のメリットを感じることができるでしょう。
Dr.転職なびの上手な活用方法
『Dr.転職なび』の持つ効果をより発揮させるためにはどうすればいいのか、その方法を紹介します。
他の転職サイトとの比較・併用を行う
どのような医師であっても、どのような転職先を望んでいたとしても、医師が転職するときには、複数の求人サイトを比較・併用するのがおすすめです。
エムスリーキャリアエージェント・医師転職ドットコムのような大手サイトにまずは登録した上で、ドクタールートのような医師転職比較サイトや、大手でなくても非公開求人の多さなどに強みを持つサイトを併用するようにしましょう。
女性医師は同社の「joy.net」などのメディアも活用しよう
女性医師は『Dr.転職なび』と共に「joy.net」なども併用すると、転職やキャリアプランについての理解を深めることができるでしょう。
「joy.net」は『Dr.転職なび』と同様、株式会社エムステージの運営する女性医師のための情報サイトです。
女性医師が読むべきコンテンツが満載のため、転職活動時にチェックすることで、キャリアにとって必ず良い効果をもたらしてくれます。
まとめ
『Dr.転職なび』を運営する株式会社エムステージは、企業としての発展が目覚ましいと評判になっています。
まだ取り扱いの求人数は少ないものの、これは質の高い求人を厳選している結果とも捉えられるでしょう。
コンサルタントに関しては口コミなどで丁寧さなどの良質さが指摘されてはいますが、中には希望とは異なる選択肢を提案されたことで「転職を急かされているのではないか」と感じる医師もいるようでした。
いずれにしても、医師の考えや立場などを優先させたフォロー体制に関しては『Dr.転職なび』が訴求している点でもあり、利用者からの一定の評価も集めていると見ていいでしょう。
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